資金量が少ないトレーダーが考えなければならないことをここで書いてみます。
最初に断っておきますと、ここでの趣旨は、「資金量が少ないからシステムトレードが出来ない。」というものではありません。(もちろん、システムによってはそうした制約がある場合もありますが。)
ここでの趣旨は、「資金量が少ないと許容できるドローダウンが小さい」という点です。
なんだか当たり前の話ですが、これもシステム構築時およびトレード時には必ず考慮しなければならない要因です。
なぜならば、事前に想定したドローダウン以上の損失を蒙らないとは限らないからです。それに対する備えがあるか無いかでは、大きな違いをもたらします。
以下をご覧ください。これは、ある仮想のシステムの損益推移を表したものです。(実在するシステムではありません。)
例えば、あるトレーダーが100万円の資金でこのシステムを使っていたとして、80万円の証拠金が必要だとします。
このシステムは途中で20%のドローダウンを喰らっています。(20%のドローダウンを喰らっているシステムが良いシステムであるかどうかは、ここでは問いません。)
このとき100万円の資金しか持っていないトレーダーはポジションを維持するために必要な証拠金80万円を割り込んで撤退せざるを得ない状況になります。せっかく有効だと思えるシステムを構築したのに、資金が少ないという理由でそれを断念するのは勿体無い話です。
これは極端なケースかもしれませんが、このような出来事を不運のひと言で片付けることはしてはいけません。想定されるドローダウンよりも余裕を持って資金を用意しておくべきです。
証拠金ぎりぎりでトレードをするというのは論外です。また、追証がかかるかどうかは別として、資金的に余裕がなくなるとトレードの成果にも影響が来るでしょう。